春のPMSと生理痛について

春のPMSと生理痛について

突然ですが、貴方はPMS・生理痛が重い方ですか?

今回のブログは、PMSと生理痛のおはなしを尾下が担当いたします🐶

そもそもPMS・生理痛とは?

考える子供

女性なら1度は聞いたことがあるPMS・生理痛。
PMSは”Premenstrual Syndrome”の略で、日本語で言う”月経前症候群“の略です。
月経前(月経前の3~10日の間)に続く精神的、身体的な症状で、月経が始まるとともに症状がおさまったり、なくなったりするものを指します。

そして生理痛。生理痛は「プロスタグランジン」が過剰分泌した状態。
月経が始まると、子宮を収縮させ、はがれ落ちた子宮内膜を血液とともに「経血(けいけつ)」として体の外に押し出す働きをする「プロスタグランジン」が分泌されます。
このホルモンの分泌が多いと、子宮の収縮が過剰になって陣痛のような下腹部や痛みを引き起こします。

※そして、PMS・生理痛は春に酷くなる方も多くいらっしゃいます。
その謎に迫っていきます🔍

春に生理痛が酷くなる理由とは!?

春に生理痛が酷くなる理由は大きく3つ!

①大きな寒暖差
②気圧の変化
③生活環境の変化によるストレス

この3つが結果的に自律神経を乱し、ホルモンバランスを崩して、生理痛を酷くしているのです。
その他、病的要因として子宮内膜症や筋腫、甲状腺機能亢進症などが考えられます。

ちょっと脱線します。

ここでちょっと、余談です( ・∇・)
女性ホルモンってよく聞くけど何者なの?と思う方もいらっしゃるかと思います!
大きく女性ホルモンとは2種類あります。
卵胞ホルモン(エストロゲン)黄体ホルモン(プロゲステロン)です。

卵胞ホルモン(エストロゲン)とは?
エストロゲンは女性らしさをつくるホルモンです。
成長とともに分泌量が増え、生殖器官を発育、維持させる働きをもっています。
女性らしい丸みのある体形をつくったり、肌を美しくしたりする作用もあります✨
その分泌量は毎月の変動を繰り返しながら20代でピークを迎え、およそ20年間の性成熟期を経て、ホルモンを分泌する卵巣の機能は少しずつお休みモードになります。
そして、45~55歳の更年期になると、分泌量は急激に減るといわれております。
女性ホルモンの図

黄体ホルモン(プロゲステロン)とは?
プロゲステロンは排卵直後から分泌量が増える、妊娠の準備のためのホルモンとも言えます。
基礎体温を上げ、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を安定させ、乳腺を発達させる働きもあります。
妊娠が成立しなければ、排卵の1週間後くらいからプロゲステロンは減り始めます。
さらに1週間くらい経つと、妊娠のために厚くなっていた子宮内膜がはがれる「月経」が始まります。
女性ホルモンの周期

ちょっと待って!!!!と思ったあなた。
いつも私も似た名前のホルモンで惑わされるのですが…


プロスタグランジンとプロゲステロン???

プロスタグランジンとプロゲステロンは別物です。
プロスタグランジンは、排卵がおこり、体が受精の準備を始め、ふかふかになった子宮の内膜からつくられます。
子宮の内膜がはがれ落ちるときに子宮を収縮させて、血液(経血)を押し出すはたらきをするのがプロスタグランジンになります。
冒頭の話と重複しますが、プロスタグランジンが過剰につくられると、子宮が激しく収縮するので、月経痛がひどくなります。
また、プロスタグランジンは血管の収縮や胃腸にも影響するので、月経中に頭痛や胃痛、腹痛がおこる原因はこの収縮によるものです。

女性ホルモンの意外な役割
上記に挙げた女性ホルモンは、生殖機能だけではなく、骨や脂質代謝などにも重要な役割をしています。
しかし、自律神経の乱れによって、このサイクルが崩れると生理痛、いわゆる下腹部痛や腰痛、偏頭痛、イライラ、発熱などを引き起こしたり、太りやすい体質を作ってしまうことがございます。

さて本題に戻ります。

原因を説明致しましたので、次は対策。
なんとなく想像はつきますでしょうか?

寒暖差イメージ写真
大きな寒暖差の対策
→なるべく体感温度に変化を出さないような服装で出かける
→家の温度設定を見直す

寒暖差が7度以上あると、自律神経は乱れてしまうといわれています。
なるべく、体感温度に差が出ないようにして過ごしましょう!

気圧の変化イメージ
気圧の変化
気圧が大きく変化すると自律神経が乱れてしまいま。
→そんな時は、耳マッサージをしてあげましょう!
耳をほぐすことで自律神経が整いやすくなります👂
耳を触って引っ張りながら、前後10回ずつ回すだけでも、耳周りがほぐれるので行ってみてください♪

また、血流を促して体温を高めにキープすることは自律神経を安定させます!
適度な運動や入浴を日頃から取り入れることをオススメします✨

春のストレスのイメージ
生活環境の変化によるストレス
→環境が変わる人は、予めストレス発散方法を決めておきましょう!
定期的に美味しいものを食べに行くでもよし!運動するでもよし!友達としゃべり倒すでもよし!
自分なりのリフレッシュ方法を見つけておくと、自分自身の機嫌を自分でとることができるようになり、自律神経が整いやすくります😉

是非、春になって生理痛が辛いなぁと思った方は、以上のことを見直してみてください👀

最後に…

鍼灸治療は、首肩凝りの解消や痛みを緩和するだけではなく、婦人科系のお悩みにも効果が期待できるケースがございます😌
今回の内容は、センシティブな内容だと私は思っております。
男性の先生だと相談しづらいなぁ。というときは、各院に女性スタッフがおりますのでお気軽に女性スタッフにご相談くださいませ✨

ハリエット女性スタッフ

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